更年期障害
2018.12/28

男性の更年期障害とその症状、診断基準、男性ホルモンの低下を防ぐ方法、生活環境の見直し、ホルモン補充療法について取り上げています。

男性にも更年期障害!?疲れやすい、ほてり、頻尿などは男性ホルモンの低下が原因かも!

男にも更年期障害?!

更年期障害。

年齢を重ねるごとに心身に不調が現れる更年期障害は、長い間女性特有のものだという固定観念がありましたが、実は違うんです。

最近では、世界の北野武監督やテリー伊藤さんなどの芸能人も更年期障害だったことをカミングアウトしていたように、更年期障害は女性だけの病気ではないことが明らかになってきました。

私も男性に更年期障害はないと思っていたので、「うそだー」というのが率直な感想でした。

女性だけでなく、男性にも襲いかかる更年期障害。

今回は、男性の更年期障害について取り上げてみたいと思います。

男性の更年期障害とは

男性の更年期は、アンドロゲンという男性ホルモンが加齢によって不足してしまうことによって起こるものです。
ADAM(アダム)とも呼ばれており、英語の頭文字"Androgen Deficiency in the Aging Male"から来ている呼び名です。

個人差はあるものの一般的には40歳以降に起こるといわれており、この年齢はちょうど男性ホルモンの低下が始まる時期と重なっています。

男性ホルモンは全身に働きかけ、骨や筋肉を丈夫にする・正常な性機能を保つなどの働き、理解力・判断力の認知機能を高める役目を果たしていますが、この男性ホルモンが一旦低下してしまうと様々なな弊害が出てきてしまうのです。

更年期障害に深く関わりがあるといわれているのは、テストステロンという男性ホルモンです。
このテストステロンは、脳からの命令を受けて精巣で生成され血液中に分泌していきます。

男性の更年期障害ってどんな症状?

男性が更年期障害になると、起きる症状として以下のものがあります。

体の症状
  • 疲れやすい
  • 筋肉痛
  • 関節痛
  • ほてり
  • 発汗
  • 頻尿
  • 肥満
  • 性機能の低下(ED)

心の症状
  • 眠れない
  • イライラ
  • 意欲や興味の低下
  • 憂鬱
  • 不安感

閉経と共に女性ホルモンエストロゲンが急速に減少する女性の更年期障害の即効性に比べ、男性の更年期障害は比較的ゆっくりと進行していき、気づいたら上記のような症状が複合的に起こり、「おかしいな?」と感じてわかることが多いといわれています。

また、男性が更年期障害を発症すると、性機能関連の障害のEDも併発するといわれます。
脳からの指令を受けて性巣で生成され血液中に分泌したテストステロンの低下が血管の健康も損ない、勃起に影響を与える動脈硬化を引き起こしてEDになりやすくなると考えられています。

男性の更年期障害の診断基準は?

男性の更年期障害を疑う場合は、泌尿器科を受診することになるのですが、最近はメンズヘルス外来や男性更年期外来という専門的な外来を設けている医療機関もあるということなので、男性のみなさんにとっては頼もしいですね。

そして、更年期障害かどうかを判定するには、問診や血液検査を行います。

問診では、心身の具体的な移り変わりや性機能が低下していないかなどを聞き取ります。

血液検査では、十分な男性ホルモンの分泌があるかどうかを調べます。
フリーテストステロン値が8.5pg/ml未満となり、体と心の症状が強く出ている場合は、男性更年期障害と判定されます。

生活環境を見直して男性ホルモン減少を抑える

男性が更年期障害と判定された時に先ず行うことは、生活環境の見直しです。
その見直しには4つのポイントがあります。

①しっかりとした睡眠を取る しっかりと睡眠を取ることにより男性ホルモンの減少を食い止めることができます。
男性ホルモンは朝上昇し、夕方に低下するという性格を持っています。
なぜかというと、男性ホルモンは眠っている間に分泌される特徴を持っているためです。
不眠などでしっかりと睡眠を取ることができなくなると男性ホルモンの値が低いままになり、ホルモンが減り続けてしまいますので、睡眠はしっかり。
②運動をする 男性ホルモンは、運動で体の筋肉に刺激を与えてあげることにより多く分泌されることがわかっています。
普段の生活でエレベーターは使わずに階段の上り下りをしたり、腕立てや腹筋、スクワットなどの筋トレ、通勤の際はちょっと息切れするくらいの速さで歩くなどの運動を毎日継続して10分ほど行うことが大事です。
③ストレスを溜め込まない 男性ホルモンは過剰にストレスが掛かってしまうと、精巣でのホルモンを作り出す機能が落ち込んでしまうため、ストレスを溜めないようにしましょう。
毎日家でお風呂にゆっくり入ったり、自分が好きな趣味を楽しんだり、休みの日には普段と違う自然豊かな所に出掛けたりするなどの自分なりのストレスの解消法を作っていきましょう。
④人と競争する ゴルフなどの仲間と競争できるスポーツをしたり、対戦型のテレビゲームなど仲間と競争することで、男性ホルモンが多く分泌されることになり、ホルモンの減少を食い止めることができます。

症状が重い場合はホルモン補充療法を

更年期障害で男性ホルモンの値が目立って低下してしまい症状が重い時は、男性ホルモンの補充療法を取ります。

その男性ホルモンの補充療法ですが、2~4週間に1回テストステロン製剤の注射を腕やお尻に注射することになります。

この療法で心配されることは、テストステロンを注射をすることにより精子を作り出す機能が抑えられるので男性不妊を起こしてしまうということです。
ですので、将来お子さんを予定されている男性はhcgホルモンを週に1回~2回注射することによりテストステロンの分泌を促します。

男性ホルモンを注射で補充して効果を見る期間ですが、3カ月程度です。
効果が現れた場合には、目安を1年として対症療法を継続していきます。
一般的に6割ほどの患者様で効果が現れます。

※肝臓病や前立腺がんの患者様は治療を受けることはできません。
男性ホルモンが、肝臓に負担を掛けたり、前立腺がんを進行させてしまう可能性があるためです。

もし、効果が現れない場合は、うつ病や不安症など他の病気の疑いがあります。
その場合は、精神科などを受診しての治療が検討されることもあります。

これらの症状がある場合は、抗うつ薬や抗不安薬などを服用する場合があります。
また、男性ホルモンが低下することによって骨が弱くなってくるので、骨粗しょう症を使用することもあります。

性欲の低下や勃起力の低下などの性機能に関係する症状がみられる場合は、ED治療薬が処方される場合もあります。
ED治療薬のおかげで伴侶との性生活も改善されイライラや不眠などの症状の解消につながったという例もあるようです。

ちなみに男性ホルモンの値が低くないなど、症状が軽い方には漢方薬を使った治療がなされます。

まとめ

今回は、男性の更年期障害について見てきました。

男性の更年期障害は40代から始まるといいますが、40代はひと昔前までは不惑の40代といわれていました。

数十年前に40歳でホームラン王を取ったプロ野球選手が、不惑の!といわれていた時には、私も「40代は人生が花開くいい年齢なんだな。」なんて思っておりましたが、全く違った。
今では、迷ってばかりの40代です。
…失礼しました。

兎に角、男性にも更年期障害があるとお分かりになりましたでしょうか?

もし、おかしいな?と思ったら、医師に相談して適切な方法で治療しましょう。

更年期障害コラム記事一覧

五十音順からハーブ・成分で探す

亜鉛

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亜鉛は人間の身体を形成している微量元素であり、その数はおよそ約60兆個にもなるといわれています。

その細胞の成分は水や、たんぱく質、脂質、炭水化物、そしてミネラルです。そのなかでも人間が生命活動を行ううえで欠かすことができないミネラル成分のことを必須ミネラルといい、亜鉛はその必須ミネラルの微量元素です。
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アミノ酸

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アミノ酸とは、アミノ基とカルボキシル基の両方の官能基を有する有機化合物のことを指し、私たちの体を構成しているとても重要な栄養素の一つで、身体の約20%を占めているタンパク質をつくっているのがこのアミノ酸といわれています。
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アルギニン

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アルギニンはアミノ酸の一種であり、体内で自然に生成することが可能なグルタミン酸から生成される非必須アミノ酸です。

しかし、成人に達していない乳幼児期・成長期である場合、この自然に生成される生産量のみでは足りずに不足しがちであることが多いので準必須アミノ酸と分類されます。
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アルファリポ酸

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αリポ酸はビタミン様物質として扱われていますがこれはビタミンではなく、
ビタミンの定義とは微量で体内で代謝に重油おな働きをするものの、体内では生成することができない、または生成できても不十分な量のため、食べ物などから摂取をしなければならない化合物です。
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イチョウ葉

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イチョウとはおよそ2億5000年も昔から生息していたといわれており、恐竜が生息していた時代も然り、氷河期や間氷期にも多くの動物や食鬱が絶滅していくなかで、イチョウは姿、形をほとんど変えることなく成長をしていることから生きた化石と称されるほどの生命力を持っているのです。
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イノシトール

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イノシトールは体内ではグルコースから生成され、特徴としては甘みを持っているものの、他に甘みを持つ砂糖などの糖分とは異なり脂肪へ変換されずらいことにより、アルコールの一種として考えられています。
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カテキン

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カテキンとはポリフェノールの一種として知られていますが、ポリフェノールには様々な種類があり、カテキンはその中の一種でお茶に多く含まれている渋みや苦味の成分がこれにあたります。
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カルシウム

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ヒトの体内でもっとも多く存在しているミネラルこそがカルシウムで、成人の体重の1.5%といわれており、体内に存在するカルシウムのうち99%は骨や歯の構成成分となり、残りの1%で筋肉などの神経組織や、血液中に存在します。
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コリン

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細胞膜を形成する際に主となる成分であったり、細胞と細胞を結びつける役割をもっていたりなどと非常に大切な栄養素の1つです。
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シナモン

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抗菌作用や自律神経作用に働きかける、や血行の流れを良くする効果に働きかける作用があるといわれており、また血液中の脂質や糖質を減少させる効果があるといわれています。
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タウリン

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タウリンには体温、血圧、そして各臓器などにある細胞を一定に保つ働きを持つホメオスタシス作用があり、血圧やコレステロール、また血糖値などの基準値が高い方、他にも身体のむくみが取れないという方はこのタウリンが不足している可能性があります。
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テストステロン

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性欲生殖器の発育へ直接影響を与えることにより、筋肉や骨格の形成や、髭などの体毛などの成長を促すといわれており、男性の成熟期となる思春期にこのテストステロンによる兆候が見られます。
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ノコギリヤシ

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秋から冬にかけてオリーブほどの大きさになる赤黒い果実を実らせ、その果実からは男性の強壮、利尿、鎮静効果があるという民間君薬として長年使用されていました。
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ハイドロキノン

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シミの原因物質であるメラニン色素の生成を抑制する働きがあり、またメラニン色素を生成する細胞であるメラノサイト自体を減少させる働きがあります。

これにより、美白効果から、肌の漂白剤とこのハイドロキノンは称されているのですが、美白にはビタミンCが昔から効果があるということで有名でしたが、このハイドロキノンはなんとこのビタミンCの10~100倍もの美白作用があるといわれています。
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プラセンタ

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近年、サプリメント・美容液等などの化粧品に配合されている主な機能性成分としてこのプラセンタは注目を集めている成分です。

しかし、プラセンタを生体内でホルモン分泌の調整をする役割があるとことからホルモン剤と同じものであるという勘違いをされてることが多いのですが、ホルモン剤とは異なります。
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マグネシウム

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マグネシウムとは、約300種類以上の酵素の働きを助ける効果を持つミネラル<です。

体内では常に生合成や代謝ということが行われているわけですが、その働きにはこの成分が必要不可欠です。

植物が光合成をおこなう際には葉緑素(クロロフィル)といった物質の一部でもあり、人にも植物にもとても大切な栄養素です。
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メラトニン

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現代人の大敵『睡眠障害』ですが、不眠症でいうと厚生労働省の調査の結果、5人に1人が不眠症であると発表されています。

つまり、日本人の約20%は不眠症なのだそうです。

睡眠は非常に心身ともにとても重要です。健康には決して欠かすことができないものであり、睡眠をしっかりとることで免疫力を高める役割もあることが報告されています。
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葉酸

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細胞を増殖させるためのDNAやRNAといった働きを持つ一方で細胞分裂やその発育に必要とされているのが葉酸です。

妊娠を希望する女性や妊娠期の女性は積極的にこの葉酸を摂取すると良いといわれています。
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ヨウ素

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ヨウ素とは別名ヨードと称される甲状腺ホルモンの主原料なのですが、この甲状腺ホルモンとは新陳代謝の働きを促進させたり、成長期である子どもの成長ホルモンの成長効果に促進する働き掛ける効果を持つ、身体にはとても重要なミネラルです。
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レスベラトロール

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レスベラトロールとは、サンタベリーやぶどうなどの中に多く含まれている「ポリフェノール」の一種となっています。

ポリフェノールrは抗酸化力が強く、香料や色素としても利用される植物の総称となっています。
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ワカメ

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私たちがよく食べているのはワカメの葉の部分であり、さらに栄養価が高いとされているのが根元の部分の「メカブ」です。
生殖細胞が集まっている部分に当たるので、葉よりも栄養が詰まっているとされます。

ワカメを食品として食べている国は非常に少なく、日本か朝鮮半島のみとされています。
お隣の国「韓国」では国民1人あたりのワカメの年間消費量は、日本の3倍とも言われています。
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