腸内環境(腸活)
2018.12/03

ノロウイルスについて、感染経路、検査と治療法、感染した方がいる場合の対処法、予防法についてご紹介しています。

実は冬に増える食中毒!ノロウイルスには気を付けて

実は寒い季節にたびたび起こる食中毒

「食中毒」と聞くと、食事が腐りやすい夏場に感染するものと思いがちですよね?

しかしです。

今まで、食中毒は寒い季節に発生しづらいもの、というイメージがありましたが、寒い季節にも増えるウイルス性食中毒が存在します。

実は、この季節の大半を占めている食中毒は、ノロウイルスなのです。

今回のコラムでは、冬に増加するノロウイルスについて取り上げます。

冬に増加するノロウイルスとはなに?

ノロウイルスは、外部から腸内にウイルスが入り込んで急性胃腸炎を発症する病気です。

流行時期ですが、11月くらいから発生し始め、12月・翌年1月にピークを迎えるといわれています。

そもそもの由来は、1968年にアメリカ・オハイオ州・ノーウォークという地域の小学校で集団発生した急性胃腸炎患者の便から検出されたウイルスからくるもので、ノーウォークウイルスと名づけられました。

そして、2002年に国際ウイルス学会により、正式にノーウォークウイルスと世界統一名称が決まりました。

どういった症状を引き起こすの?

ノロウイルスの症状は、腹痛、吐き気や嘔吐、37℃~38℃前後の発熱です。

ウイルスに感染すると、急に胃がひっくり返るような強力な痛みと吐き気が襲ってきます。
同時に、激しい下痢や嘔吐が繰り返し起こります。
潜伏期間は12~48時間です。

これらの症状は、2~3日ほどすると治りますが、乳幼児や高齢者、免疫力が落ちている方は症状の重症化に注意が必要です。

症状が収まっても1週間ほどは便の中にウイルスが残り続けるため、手洗いなど徹底して衛生管理を行い、二次感染が起こらないよう注意する必要があります。

ノロウイルスの感染経路は?

ノロウイルスの感染経路をいくつか取り上げていきましょう。
1、嘔吐物や排泄物から感染 ノロウイルスが飛び散ったトイレのドアノブやトイレの便座などを手で触れてしまい、不十分な手洗いのまま食べ物を口に入れて感染したり、感染者の嘔吐物や排泄物を間違った方法で処理した手で、食べ物を触り、口に入れたときに感染する恐れがあります。
2、空気感染 ノロウイルスに感染している方の嘔吐物や排泄物がしっかりと処理できておらず残ったままだと、空気感染する可能性があります。
アルコール消毒にも乾燥にも抵抗力があるノロウイルスは、処理したつもりでも死滅せずに空気中に漂っていることがあり、正しい処理をする必要があります。
過去の事例では、ノロウイルスに感染した方が嘔吐したカーペットが乾燥し、空気中に漂っていたウイルスにより2週間ほど経ってから感染したという報告もあります。
3、カキ・ホタテ・ハマグリなどの二枚貝や簡易の水道水からの感染 体内にノロウイルスが溜まりやすいカキなどの二枚貝は、生で食べるとノロウイルスに感染することがあるため、生で食べる際は注意が必要です。
この時期は、できるだけ加熱してから口にすることをお薦めします。
また、きちんと消毒がされていない簡易の水道水や井戸水を飲んで感染する場合もあります。
4、調理器具を通して感染 生ものを調理する際、包丁やまな板、調理用のお箸にノロウイルスが付いていたことを知らずに、別の食材を調理して感染する場合があります。
生ものを調理したら、熱湯や塩素系漂白剤で除菌してから、他の食材を調理してください。

ノロウイルスの感染経路で一番多いのは、1や2で、人から人へ感染するパターンが一番多いとされています。

周りにノロウイルスの感染者がいなくても、カキを食べていなくても感染する場合があり、確定的な感染経路が分かりずらいところがノロウイルスの怖いところです。

ノロウイルスが含まれているのはあくまで嘔吐物や排泄物なので、咳やくしゃみなどの唾液からは感染する可能性は低いとされています。

ノロウイルスの検査と治療法

ノロウイルスの疑いがある場合は、医療機関で診断してもらいましょう。
その検査方法ですが、便を用いて迅速検査キッドで陰性か陽性かの判定を行います。

ただ、この検査自体が簡単なもので正確性に欠ける部分があるようで、患者さんの症状を医師が聞き取り、ノロウイルスかどうかの判断をしている医療機関が多いようです。

ノロウイルスの治療法ですが、実はこのウイルスに効くワクチンや抗ウイルス剤はなく、対症療法で脱水症状を防ぐなどしかありません。
そして、2~3日の潜伏期間を経て、自然治癒を待つことになります。

まれに症状によっては、医師の判断で下痢止めを使用することもありますが、腸管がウイルスを排除する動きを止めてしまうため、基本的には使用しません。

対症療法で脱水症状を防ぐ方法は、水もしくは、糖質や電解質が配合された経口補水液を少しずつ摂取し、十分に休養を取ります。

そして、下痢が完全に収まるまでは職場や学校へは行くことができません。
感染力が強いので他の人に移してしまう恐れがあるからです。

近くにノロウイルスにかかっている人がいたら?

ノロウイルスは、非常に感染力が高く二次感染を引き起こす恐れがあるため、正しい方法で処理しましょう。

嘔吐物や排泄物などは直接手で触らずに、手袋を使用して処理してください。

そして、家庭用の塩素系漂白剤を使用して殺菌しましょう。
(エタノールでは、ノロウイルスの殺菌効果はありません。)

ふき取った汚物が付いたものはビニール袋にいれて完全密封して燃えるごみとして処分してください。

ノロウイルスを防ぐ方法

ノロウイルスを防ぐ一番の方法は予防になります。
手洗いの徹底をする トイレから出たあと、料理を作った後、二枚貝を取り扱ったあとは、薬用石鹸や流水で手を十分に洗うようにしましょう。
完全にウイルスを殺菌することはできませんが、手についたウイルスを皮脂と一緒に洗い流すことは可能です。
食品は過熱する 食品はなるべく加熱調理するようにしましょう。
85℃以上、1分以上の過熱でウイルスの感染力を抑えることができます。
そして、調理器具は洗剤を使って洗浄し、洗浄したあとは家庭用塩素系漂白剤で浸すように拭き取れば感染力を抑えることができます。

おわりに

今回のコラムでは、ノロウイルスについて取り上げましたがいかがだったでしょうか。

以前、お子さんからノロウイルスを移されて苦しんでいる同僚がいました。
何も食べられずに腹痛と嘔吐でかなりきつかったとのことだったので、感染したくないですよね。

皆さんも十分気を付けてください。

いつでもどこでも手をしっかり洗う。
料理はよく火を通して。

これらを徹底して、ノロウイルスを寄せ付けないようにしましょう。

腸内環境(腸活)コラム記事一覧

五十音順からハーブ・成分で探す

亜鉛

簡易詳細

亜鉛は人間の身体を形成している微量元素であり、その数はおよそ約60兆個にもなるといわれています。

その細胞の成分は水や、たんぱく質、脂質、炭水化物、そしてミネラルです。そのなかでも人間が生命活動を行ううえで欠かすことができないミネラル成分のことを必須ミネラルといい、亜鉛はその必須ミネラルの微量元素です。
亜鉛詳細へ

アミノ酸

簡易詳細

アミノ酸とは、アミノ基とカルボキシル基の両方の官能基を有する有機化合物のことを指し、私たちの体を構成しているとても重要な栄養素の一つで、身体の約20%を占めているタンパク質をつくっているのがこのアミノ酸といわれています。
アミノ酸詳細へ

アルギニン

簡易詳細

アルギニンはアミノ酸の一種であり、体内で自然に生成することが可能なグルタミン酸から生成される非必須アミノ酸です。

しかし、成人に達していない乳幼児期・成長期である場合、この自然に生成される生産量のみでは足りずに不足しがちであることが多いので準必須アミノ酸と分類されます。
アルギニン詳細へ

アルファリポ酸

簡易詳細

αリポ酸はビタミン様物質として扱われていますがこれはビタミンではなく、
ビタミンの定義とは微量で体内で代謝に重油おな働きをするものの、体内では生成することができない、または生成できても不十分な量のため、食べ物などから摂取をしなければならない化合物です。
アルファリポ酸詳細へ

イチョウ葉

簡易詳細

イチョウとはおよそ2億5000年も昔から生息していたといわれており、恐竜が生息していた時代も然り、氷河期や間氷期にも多くの動物や食鬱が絶滅していくなかで、イチョウは姿、形をほとんど変えることなく成長をしていることから生きた化石と称されるほどの生命力を持っているのです。
イチョウ葉詳細へ

イノシトール

簡易詳細

イノシトールは体内ではグルコースから生成され、特徴としては甘みを持っているものの、他に甘みを持つ砂糖などの糖分とは異なり脂肪へ変換されずらいことにより、アルコールの一種として考えられています。
イノシトール詳細へ

カテキン

簡易詳細

カテキンとはポリフェノールの一種として知られていますが、ポリフェノールには様々な種類があり、カテキンはその中の一種でお茶に多く含まれている渋みや苦味の成分がこれにあたります。
カテキン詳細へ

カルシウム

簡易詳細

ヒトの体内でもっとも多く存在しているミネラルこそがカルシウムで、成人の体重の1.5%といわれており、体内に存在するカルシウムのうち99%は骨や歯の構成成分となり、残りの1%で筋肉などの神経組織や、血液中に存在します。
カルシウム詳細へ

コリン

簡易詳細

細胞膜を形成する際に主となる成分であったり、細胞と細胞を結びつける役割をもっていたりなどと非常に大切な栄養素の1つです。
コリン詳細へ

シナモン

簡易詳細

抗菌作用や自律神経作用に働きかける、や血行の流れを良くする効果に働きかける作用があるといわれており、また血液中の脂質や糖質を減少させる効果があるといわれています。
シナモン詳細へ

タウリン

簡易詳細

タウリンには体温、血圧、そして各臓器などにある細胞を一定に保つ働きを持つホメオスタシス作用があり、血圧やコレステロール、また血糖値などの基準値が高い方、他にも身体のむくみが取れないという方はこのタウリンが不足している可能性があります。
タウリン詳細へ

テストステロン

簡易詳細

性欲生殖器の発育へ直接影響を与えることにより、筋肉や骨格の形成や、髭などの体毛などの成長を促すといわれており、男性の成熟期となる思春期にこのテストステロンによる兆候が見られます。
テストステロン詳細へ

ノコギリヤシ

簡易詳細

秋から冬にかけてオリーブほどの大きさになる赤黒い果実を実らせ、その果実からは男性の強壮、利尿、鎮静効果があるという民間君薬として長年使用されていました。
ノコギリヤシ詳細へ

ハイドロキノン

簡易詳細

シミの原因物質であるメラニン色素の生成を抑制する働きがあり、またメラニン色素を生成する細胞であるメラノサイト自体を減少させる働きがあります。

これにより、美白効果から、肌の漂白剤とこのハイドロキノンは称されているのですが、美白にはビタミンCが昔から効果があるということで有名でしたが、このハイドロキノンはなんとこのビタミンCの10~100倍もの美白作用があるといわれています。
ハイドロキノン詳細へ

プラセンタ

簡易詳細

近年、サプリメント・美容液等などの化粧品に配合されている主な機能性成分としてこのプラセンタは注目を集めている成分です。

しかし、プラセンタを生体内でホルモン分泌の調整をする役割があるとことからホルモン剤と同じものであるという勘違いをされてることが多いのですが、ホルモン剤とは異なります。
プラセンタ詳細へ

マグネシウム

簡易詳細

マグネシウムとは、約300種類以上の酵素の働きを助ける効果を持つミネラル<です。

体内では常に生合成や代謝ということが行われているわけですが、その働きにはこの成分が必要不可欠です。

植物が光合成をおこなう際には葉緑素(クロロフィル)といった物質の一部でもあり、人にも植物にもとても大切な栄養素です。
マグネシウム詳細へ

メラトニン

簡易詳細

現代人の大敵『睡眠障害』ですが、不眠症でいうと厚生労働省の調査の結果、5人に1人が不眠症であると発表されています。

つまり、日本人の約20%は不眠症なのだそうです。

睡眠は非常に心身ともにとても重要です。健康には決して欠かすことができないものであり、睡眠をしっかりとることで免疫力を高める役割もあることが報告されています。
メラトニン詳細へ

葉酸

簡易詳細

細胞を増殖させるためのDNAやRNAといった働きを持つ一方で細胞分裂やその発育に必要とされているのが葉酸です。

妊娠を希望する女性や妊娠期の女性は積極的にこの葉酸を摂取すると良いといわれています。
葉酸詳細へ

ヨウ素

簡易詳細

ヨウ素とは別名ヨードと称される甲状腺ホルモンの主原料なのですが、この甲状腺ホルモンとは新陳代謝の働きを促進させたり、成長期である子どもの成長ホルモンの成長効果に促進する働き掛ける効果を持つ、身体にはとても重要なミネラルです。
ヨウ素詳細へ

レスベラトロール

簡易詳細

レスベラトロールとは、サンタベリーやぶどうなどの中に多く含まれている「ポリフェノール」の一種となっています。

ポリフェノールrは抗酸化力が強く、香料や色素としても利用される植物の総称となっています。
レスベラトロール詳細へ

ワカメ

簡易詳細

私たちがよく食べているのはワカメの葉の部分であり、さらに栄養価が高いとされているのが根元の部分の「メカブ」です。
生殖細胞が集まっている部分に当たるので、葉よりも栄養が詰まっているとされます。

ワカメを食品として食べている国は非常に少なく、日本か朝鮮半島のみとされています。
お隣の国「韓国」では国民1人あたりのワカメの年間消費量は、日本の3倍とも言われています。
ワカメ詳細へ